◆先月26日に通常国会が閉幕してから、厚生労働省内は人事異動で少しざわついていたようだ。公務員には定期的に行われ、珍しいものではないが、幹部クラスや異動のタイミングとなった人には大きな関心事なのだろう
◆注目の薬系人事はトップの森和彦大臣官房審議官(医薬担当)が留任。医薬・生活衛生局の課長交代は監視指導・麻薬対策課長のみとなる見通しだ。幹部の異動が小幅にとどまった要因とされるのが医薬品医療機器等法(薬機法)改正案が継続審議となったこと。秋の臨時国会以降で成立を目指し、引き続き対応が必要というのがもっぱらの見方だ
◆確かに薬機法改正案の国会審議は一丁目一番地かもしれないが、年末に向け診療報酬改定の議論が本格化し、医療職のタスクシフティングの議論も始まっており、シビアな交渉を余儀なくさせられる
◆薬剤管理官として異例の2回の改定を経験し、緊張感のある場面で相手を立てつつ、物事を進める寝技ができる数少ない薬系技官の退任が今後どう影響するのか注視したい。
局長級人事発令
2019年07月05日 (金)
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