
下田智久理事長
日本健康・栄養食品協会(日健栄協)は、このほど開催した理事会で、特定保健用食品(トクホ)の表示に関する公正競争規約を策定することを決めた。公正競争規約は、消費者庁と公正取引委員会の認定を受けて設定する業界のルールであり、同規約を策定することで、これまで以上に消費者に適正な情報を提供することが目的。日健栄協の下田智久理事長は「トクホの認知度を高め、業界全体の信頼度も上がってくる。なるべく手続きを急ぎ、できれば2020年度には導入したい」との考えを示した。
トクホについては現在、日健栄協の中に広告審査会を設け、テレビや雑誌、新聞などの広告媒体を持ち寄り、自主基準を定めて審査を行っている。広告審査会はこれまでに9回開催され、約1300件以上の審査を実施。当初は指摘件数が30%を超えていたが、最近は10%未満となり、内容も軽微なものが大半を占めている。下田氏も「それなりに成果を上げてきた」と手応えを語った。
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