
アラン・トーマス氏
IQVIAジャパングループのソート・リーダーシップディレクターを務めるアラン・トーマス氏は4日に都内で講演し、今後の国内医薬品市場を展望した。3年連続薬価改定による影響などで「2023年度まで一貫して市場が縮小基調にある」とし、日本市場で展開する製薬企業には厳しい事業環境が続くと予測した。5兆8000億円に上る特許品市場についても、「今後5年間で約35%の売上シェアを占める製品群が特許切れすると想定され、事業リスクにさらされる」と指摘した。
国内医薬品市場は、ハーボニーやソバルディのC型肝炎治療薬が急伸した15年度をピークに、その後は成長が鈍化している。これまでは薬価改定のない年度で6~8%程度の成長率を達成していたが、17年度はわずか2%の伸びにとどまっている。
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