
松浦康詞氏
全国医療品工業会(全療工)は、2020年度定期総会を書面による議決で開催し、19年度決算報告や20年度事業計画、収支予算などを承認した。また、任期満了に伴う役員改選も行われ、新会長にコンビ代表取締役執行役員副社長の松浦康詞氏が選出された。
会長就任に当たって、松浦氏は「昨今の自然災害や感染症等への対応はもちろん、普段の生活にはなくてはならない商材を提供するわれわれ全療工の目的にあるように、わが国医療産業の健全な発展に資するよう会員相互の親睦協調と連絡を図っていきたい」と抱負を述べた。
全療工の20年度事業計画としては、▽関係官庁との連携を緊密にして、行政当局の通達事項、業界関連情報を会員に伝達▽医療用品商慣行改善委員会を通じて、卸組合と共同で流通市場の改善と安定を促進▽医療用品卸交流委員会を通じて医療品卸業界への意見具申▽東京医療用品卸商協同組合・東京医療用品協力会と三団体新年賀詞交歓会の開催――を盛り込んだ。
その他、東京医療用品卸商協同組合役員との懇談会開催、会員知識向上のための講演会開催、ウェブサイトの運営・推進、東京医療用品卸商協同組合主催第36回江戸八臂弁財天祭祀への奉賛、全国医療品卸商連合会の事業を支援なども行っていく。
また、会長を除く新役員体制については、副会長に山下茂氏(ピジョン代表取締役会長)、岡本昌大氏(不二ラテックス代表取締役専務執行役員)が就任する。
会計理事には生田貴之氏(太陽医療品製作所)、理事には花木秀晴氏(ハナキゴム代表取締役社長)、中山資紀氏(中山式産業代表取締役社長)、森田邦義氏(森田スチール本舗代表取締役社長)、黒川雅博氏(平和メディク専務取締役)、高尾猛氏(白十字執行役員)の5氏を選出。監事には久本孝之氏(オカモト取締役)、藤川智氏(ニチバン上席執行役員)が就いた。