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◆今週末からいよいよ東京オリンピック・パラリンピック2020が始まる。1年延期したもののコロナ禍は収束せず、防疫やワクチン供給面での不手際とも捉えられる事態の頻発、さらに豪雨土砂災害の発生なども追い打ちをかけて、国民の関心がいまいち盛り上がりに欠ける状況下での開催となる
◆しかし、大リーグの大谷選手をはじめ、世界中の全ての競技におけるアスリートたちの活躍で元気をもらえるという方程式は実在するので、スポーツの力への期待は膨らむ
◆身の回りでも、高齢者以外のワクチン接種が進み始めた。スローガン好きな菅首相の言っていた、人類がコロナに勝った証しという目論見は外れたが、少なくともコロナと共生しても開催できたという実績を残すことは可能である
◆引き続き医療関係者には負担をかけ続けるが、首都圏で急激に拡大している状況を改善するため、全希望者のワクチン接種、基本的予防法の励行など、個々人でできることを確実に実行しなければならない時に来ている。決して五輪のためではなく。