オンコロジー特化型バイオ企業のジェンマブ日本法人は1日、自社販売体制を構築すると発表した。現在はライセンスアウトにより事業を行っているが、今後の癌患者の増加、アンメットメディカルニーズに国内での成長機会を見込んだ。現在第III相試験段階にあるリンパ腫治療薬としてアッヴィと共同開発中のエプコリタマブ(二重特異性抗体)、子宮頸癌治療薬としてシージェンと共同開発中のチソツマブベドチン(抗体薬物複合体)の両剤から、自社MRを通じて販売を行う方針だ。
高木実加社長は1日に都内で記者会見し、「営業組織の大きさなどは検討中。適応症によるがMR数は、癌治療病院1000施設ほどをカバーできるだけの人数を揃えたいと思っている」と話し、今後募集する意向を示した。両剤の承認申請時期は開示していない。エプコリタマブは、アッヴィと共同販売を行う予定という。日本法人の成長目標は開示しなかった。
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