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【パスカル薬局調査】長期処方一包化で規格外に‐品質担保へリフィル活用を

2023年01月12日 (木)
横井正之氏

横井正之氏

 3カ月以上の長期処方で製剤学的評価をしないまま4~6種類の薬剤を一包化した場合、6割前後の確率で規格外になる製剤が1種類以上含まれる可能性があることが、パスカル薬局(滋賀県草津市)の横井正之氏らの調査で分かった。最終包装から取り出した後3カ月で規格外となる薬剤や、一包化できない薬剤が存在するため、品質低下リスクに注意する必要がある。横井氏は「3カ月の長期処方を一包化する場合、分割調剤やリフィルとして調剤することが品質保証の観点からは望ましい」と話している。

 横井氏らは、同薬局で2021年4月から22年3月までに調剤した内服薬680製剤を調査。インタビューフォーム上に無包装時の保存安定性について記載のあった421製剤のデータを解析した。


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