日本薬剤師会は、山本信夫会長名で薬学教育モデル・コア・カリキュラムの改訂案に対する意見を文部科学省に提出した。「全体としては最近の医療現場での薬剤師の役割や責任の増加に対応した工夫がなされている」と評価した一方、「記載が十分ではない点、カリキュラム運用上の懸念などがある」と指摘。薬剤師が医薬品供給の担い手であることや調剤録・薬剤服用歴管理指導簿（薬歴）に関する学修の充実などもコアカリに明記するよう求めた。
日薬がコアカリに明記するよう求めたのは、▽薬剤師が医薬品供給の担い手であることの理解▽調剤録・薬歴などにかかる学修の充実▽薬剤師業務の根幹となる役割を修得させるカリキュラム▽薬剤師マインドを持った研究者と研究マインドを持った薬剤師との連携――などの内容。
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