
白石順一理事長
日本製薬工業協会は、提言している薬価制度改革の実現に向け、厚生労働省の関係会議、政官界、医療界、国民など業界外関係者にも理解してもらう活動に力を入れる。そのため、今春頃にもまとめる「政策提言2023」では分かりやすい表現で記載する。提言内容は6月に予定される政府の「骨太の方針」への反映を目指す。また、5月のG7保健大臣会合でも、グローバルヘルスに寄与する新薬、ワクチン開発の観点から、日本の創薬環境整備の一環として改革の必要性が取り上げられるようにしたい意向だ。
白石順一理事長は19日、総会後の会見で、「政策提言2023」について、「骨太の方針の議論に間に合わせないといけない。サミットにどう生かしていくのかも働きかける必要がある。いつまでも悠長なことを言っていられない」と述べ、「桜が咲く頃」までにまとめたい考えを示した。新たな薬価算定方式については、「(これまでの提言を)さらにブレイクダウンするより中身をどう表現するかだ」と話した。
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