協和キリンは血液凝固阻止剤「アコアラン静注用」(一般名:アンチトロンビンガンマ)について、妊娠高血圧腎症の適応で開発を進める。同疾患の治療薬はない。同社は7月の第III相試験終了を目指す。その後、時期は開示していないが承認申請を行う。
妊娠高血圧腎症は、妊娠高血圧症候群の一つで、母体と胎児の予後が不良となる疾患。母体は、脳、肺、肝臓、腎臓などの臓器障害が発生し、胎児は周産期死亡率の上昇、発育不全などのリスクが高まる。国内の罹患率は母体数の2.7%と言われる。
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