文部科学省は25日、2025年度から6年制薬学部の新設や定員増を抑制する方針を盛り込んだ大学等の設置認可基準を改正する告示案を中央教育審議会大学分科会に示し、了承された。薬剤師の地域偏在解消のため、抑制の例外となる地域の定員数については、厚生労働省で検討中の薬剤師の偏在指標の内容を踏まえ基準を定めるとした。
文科省が示した告示案では、現行の大学等の設置に関する認可基準について、「薬剤師養成に関する大学等の設置および収容定員の増加でないこと」を追記し、臨床薬学に関する学科の設置、収容定員の増加を抑制することとした一方、地域における薬剤師の数などを考慮し、薬剤師の確保を特に図るべき区域として文科相が定める基準に該当する地域は抑制の例外とした。
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