三菱UFJ銀行とオムロン、JMDCは6月30日、三菱UFJ銀行の全従業員約3万人を対象に、血圧測定の習慣化およびヘルスデータを活用したセルフケア支援を共同で推進すると発表した。この取り組みによって、脳・心血管疾患をはじめとする循環器系疾患の予防や、生活習慣改善につなげていく。
三菱UFJ銀行では、健康経営の一環として、昨年9月から部店長以上向けの健康管理パッケージ「Guardian」を導入し、血圧計の配布等を通じて日常的な健康管理を推進してきている。今回の取り組みは対象を全従業員へと広げ、測定機会の提供による行動変容を図るもの。
3社は、日常的な血圧測定に着目し、「測定機会の提供」と「データを活用した行動変容支援」を組み合わせることで、日常的な健康管理の定着を目指していく。これは、オムロンが掲げる長期ビジョン『Shaping the Future 2030』で取り組むべき社会的課題の一つ、健康寿命の延伸とも方向性を同じくするもの。特に、JMDCが提供するPHRサービス「Pep Up」によるデータの記録・可視化・フィードバックと、オムロンの測定技術、三菱UFJ銀行の健康施策を連携させることで、「測る、記録する、気づく、続ける、活かす」といった実効性ある血圧測定の取り組みを推進していく。
三菱UFJ銀行は、今年3月から5月にかけ、全国355拠点および20の本部ビルに、オムロン製の据置型血圧計を合計420台設置した。共有スペースに配置することで、従業員が業務の合間に測定を行える環境を整備している。
今回の取り組みでは、オムロンは機器提供を通じて、日常的かつ継続的な測定を支える基盤を担い、健康状態の早期把握および生活習慣改善につながる測定習慣の普及に貢献し、バイタルデータ測定の体験価値を向上させていく。
三菱UFJ銀行は、同行健康保険組合との連携のもと、JMDCが提供する「Pep Up」を活用し、健康増進に向けた取り組みを推進している。その一環として、7月に全従業員を対象とした血圧測定イベントを実施する。
同イベントでは、参加機会の創出、継続測定の推進、結果の振り返りを段階的に設計し、達成者にはインセンティブを付与する。これによって、従業員の気づきと行動変容を後押しし、日常的なセルフケアの定着を目指していく。
JMDCは「Pep Up」を通じ、測定データの記録・蓄積、可視化およびフィードバック機能を提供し、従業員の継続的な測定と振り返りをデジタル面から支援していく。
こうした取り組みによって、従来の定期健診時のスポットデータに加え、日常的な血圧データの蓄積が可能となる。日々の健康管理の習慣化を促し、継続的なヘルスデータに基づくアプローチを推進することで、年1回の健診結果のみでは捉えきれなかった、より詳細な粒度での健康マネジメントの実現につなげていく。
三菱UFJ銀行は、JMDCおよび同行健康保険組合と連携し、個人が特定されない形でデータを集計・分析し、従業員全体の健康状態の傾向把握や生活習慣との関連性の分析を進めていく。
今後、3社は、これらのデータの活用によって、より効果的な健康施策の設計・改善といったデータドリブンな健康管理の高度化を検討していく。
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