大塚ホールディングスの2022年12月期決算は、抗精神病薬「レキサルティ」などグローバル4製品の二桁増収が寄与し、医療関連事業売上が1兆円を突破した。健康食品などニュートラシューティカルズ(NC)事業も二桁増収となり、全事業売上高は前期比16.0%増の1兆7380億円だった。営業利益は、第4四半期で無形資産と有形固定資産の減損損失を計上した結果、2.7%減の1503億円となったが、事業そのものの利益は11.3%増と実質的には好調な決算だった。
医療用医薬品の医療関連事業は16.4%増の1兆1379億円となった。そのうちグローバル4製品が6192億円を占める。内訳は、「レキサルティ」は39.7%増の1691億円、抗精神病薬「エビリファイメンテナ」は26.9%増の1654億円、V2受容体拮抗薬「サムスカ/ジンアーク」の合計は18.1%増の2272億円、抗癌剤「ロンサーフ」は24.8%増の575億円と、いずれも好調に推移した。
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