中央社会保険医療協議会総会は8日、塩野義製薬の経口新型コロナウイルス感染症治療薬「ゾコーバ錠125mg」を薬価基準に収載することを了承した。既存のコロナ治療薬と抗インフルエンザウイルス薬を比較薬として類似薬効比較方式Iで算定し、1錠7407.40円に設定。年間販売額が予測販売額から10倍以上に急拡大し、かつ3000億円超となった場合は引き下げ率の上限を66.7%に引き上げる。15日付で収載される予定。
同剤の薬価収載に当たっての対応案に基づき、類似薬が存在するため類似薬効比較方式Iで算定を行った。比較薬として、効能・効果や投与形態の類似性を踏まえてMSDの「ラゲブリオカプセル200mg」と、ゾコーバ同様に呼吸器系の感染症に重症化リスクを問わず幅広く投与されていることなどを考慮し、塩野義の抗インフルエンザウイルス薬「ゾフルーザ錠20mg」を選定した。
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