中央社会保険医療協議会総会は8日、アストラゼネカの抗癌剤「タグリッソ錠40mg、同80mg」(一般名:オシメルチニブメシル酸塩)について、市場拡大再算定の特例の要件を満たしたことから、現行薬価から約11%引き下げることを了承した。改定薬価は40mg錠1錠が9670円、80mg錠1錠が1万8540.2円となる。適用日は6月1日。
効能変更等が承認された既収載品、2年度目以降の予想販売額が原価計算方式で算定された品目では100億円以上、それ以外では150億円以上を超える既収載品については、一定規模以上の市場拡大のあった場合、新薬収載の機会(年4回)を活用して、薬価を見直すこととされている。タグリッソは、9月診療分のNDBデータに基づく検討を行ったところ、年間販売額が1000億円超かつ、基準年間販売額の1.5倍超という要件に該当した。
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