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【日本薬学会第143年会】シンポジウムの概要 セルフケアのための健康情報資材の統合的有用性評価システムの開発と検討-機能性表示食品の資材をモデルとして

2023年03月23日 (木)

オーガナイザー
 大室弘美(武蔵野大薬)
 山本美智子(熊本大院薬)

 「機能性を表示できる⾷品」(FHC)は、セルフケアにおいて重要な役割を担う。FHCをセルフケアに活用するために、消費者には適切な製品情報(健康情報資材)に基づく製品の自己責任による選択、ならびに資材の情報の理解と適切な製品の使用が求められる。現状では情報資材の活用は不十分であり、また、わが国には同資材が適切かどうかを評価する方法はない。

 本研究グループはFHCの一つである機能性表示食品(FFC)の情報資材(パッケージの表示)について、[1]資材作成者側が資材の内容が適切かを検証する際の評価ツールであるCDC CCI(Clear Communication Index)をFFCの特性を踏まえて改変したもの[2]消費者が資材の内容を理解しているかを調べる「ユーザーテスト」(インタビュー形式)を用いて評価し、さらに両者を組み合わせた統合的有用性評価システムの開発の検討を行った。

 本シンポジウムでは、FFCの機能性の科学的根拠等の問題に関する情報提供と共に、[1]および[2]で得られた結果等とFFCの活用に資する表示のあり方等について議論を深める。

 (大室弘美



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