PHRアプリ、サービスの開発・提供を行うWelbyは4月1日、代表取締役の比木武氏がスズケン執行役員と兼務し、取締役COOの山本武氏が代表取締役に昇格する2トップ体制となる。その実施を前に比木、山本両氏は、本紙取材に応じ、新体制の狙いと今後の展開を語った。比木氏は、スズケンのデジタルソリューションを加速すると共に、スズケンの持つ医療施設のカバー力を生かしながらPHRサービスの普及を進め「数年内にPHRを日本のインフラとしてマジョリティを取りたい」と、社会実装に向けて意気込みを見せた。同サービスも治療管理領域から予防・未病領域に広げ、健康管理から治療管理まで切れ目のなく行えるようにする方針を明らかにした。
Welbyは2019年11月にスズケンと資本業務提携した。スズケンは、積極的に医療IT企業と協業し、ヘルスケアソリューションの開発、実装を進めている。
4月には、Welbyの創業者でもある比木氏が、スズケンの執行役員を兼務し、スズケンが新設するヘルスケアソリューション事業本部の副本部長事業戦略担当に就任する。スズケンからは新谷将司氏をWelbyの執行役員CMO(チーフマーケティングオフィサー)に迎える。社員レベルでは既に人事交流も行われているという。
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