日本薬学会年会が3月25日から4日間、札幌市で開かれ、国民への医薬品情報提供をテーマにしたシンポジウムでは、患者向医薬品ガイドのあり方を討議した。同ガイドの国民の認知度は低く、十分に利用されていないのが現状で、活用促進に向けて関係者が集まる検討委員会が2022年度に発足した。同ガイド作成基準の見直しを進めており、改良案を早期にまとめる計画。それをもとに今後、日本製薬団体連合会が政策提言を行うほか、厚生労働省の同ガイド作成要領改訂なども見込まれる。
今年度に日薬連が事務局を担当する同ガイドの作成基準検討委員会が発足した。委員として、山本美智子氏(熊本大学大学院生命科学研究部客員教授)、佐藤嗣道氏(東京理科大学薬学部准教授)のほか、患者代表、大学病院薬剤部長、日本薬剤師会関係者が参加。厚労省関係者も、オブザーバーで参画して見直しを進めている。
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