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濫用等の恐れがある医薬品の指定範囲が拡大

2023年04月07日 (金)

◆コロナ対策の緩和で外出する人が増加したこともあってか、先月にかぜをひいてしまった。しつこい咳に悩まされ、処方薬を使い切った後は市販薬を服用して周囲に迷惑をかけない程度にまで体調を戻すことができた
◆1日から市販薬を対象とした「濫用等の恐れがある医薬品」の指定範囲が変更され、コデインなど3成分については鎮咳去痰薬に限定せずに指定対象となった。10代など若年層の濫用拡大が背景にあり、大量摂取して酩酊状態を仲間内で楽しむといった火遊びの範囲を超えたケースも見られるようだ
◆従来から薬剤師や登録販売者には、年齢や複数購入の理由を確認することなどが求められていたが、実践できていない事例も見られる。指定範囲の変更を機会に、適切に販売できているか点検することが必要だろう
◆少子化で子供の存在が貴重になる中、「こども家庭庁」の発足など、一人ひとりへの丁寧なケアが課題となっている。薬剤師も医療人として、そして社会人として、若者を正しい方向に導く役割を発揮してほしい。



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