東京理科大学では、生涯現役であり続けたい方や社会人としての知識、見識を高めたい方、豊かな教養を身に付けたい方に向けて2018年より新たなリカレント教育拠点「東京理科大学オープンカレッジ」を開設しています。このオープンカレッジでは、化粧品に関連した各種講座を開講しています。これらの講座は、一般社団法人ジャパン・コスメティックセンターの協賛も得て、化粧品の効能だけではなく、その歴史、原料、効果、安全性、そして化粧品ビジネスにいたるまで「化粧品」を包括的に学べる全12コマの構成となっています(個別受講・一括受講いずれも可能です)。身近に使用する化粧品について理解を深めたい方から、化粧品業界でのビジネスを考えている方まで、多くの方々の参加をお待ちしております。
なお、今年もオンライン型・会場型のいずれかの形式でご参加いただけるハイブリッド形式で開講いたしますので、ご都合の良い参加方法をお選びいただけます。
◇2023年度春夏期 化粧品関連講座一覧
講座の詳細については、オープンカレッジのサイトからご覧ください。(https://www.tus.ac.jp/manabi/)
化粧品の概要シリーズ(5~6月開講)講座一例
「オリエンテーションと化粧品概論」
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=510691
化粧品に求められる機能の多様化、高度化を支える基礎科学や応用技術の進歩は著しいものです。本講座は、化粧品を学びたい人にとって手引きとなる啓蒙書として刊行した「化粧品科学へのいざない」(薬事日報)をもとに、化粧品に関わる科学技術を俯瞰しつつ、化粧品の生活や文化との関わり(QOL)の側面も含めた化粧品の概要を解説します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2023年5月13日(土)13:00~14:30
・講師:坂本 一民(東京理科大学 創域理工学部 先端化学科 客員教授/日本化学会 フェロー/理学博士)
化粧品の基礎シリーズ(7月開講)講座一例
「化粧品の基礎:界面化学」
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=510699
化粧品は、固体/液体、液体/液体、液体/気体などの各種界面の制御技術により作られており、また使用後は、肌や毛髪などの界面との相互作用により機能を発現します。本講座では、化粧品技術の中核をなす界面化学について平易に解説します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2023年7月15日(土)13:00~14:30
・講師:酒井 秀樹(東京理科大学 創域理工学部 先端化学科 教授/博士(工学))
化粧品の肌への作用シリーズ(7~9月開講)講座一例
「化粧品の評価」
https://web.my-class.jp/manabi-tus/asp-webapp/web/WWebKozaShosaiNyuryoku.do?kozaId=510581
化粧品の目的は、健やかな皮膚の維持と美しく整えることにあります。健やかな皮膚あるいは肌は、適度な潤いがあって、ツヤや透明感があって、肌色にムラがなく、ニキビやシミ、シワがない状態といえます。化粧品を使って、そのような理想的な肌になっているかどうかは、角層の水分量、皮脂量、弾力、光学的な色、形態などを非侵襲的な計測で比較することができます。また、化粧品は継続して使用されるものですから、心地よい使用感が求められます。使い心地は機器測定では難しく、官能評価と言って人の感覚による評価が主流になっています。評価項目や手順など、正しく官能評価するためのコツがあります。さらには、メイクアップ化粧品のように、仕上がりの良さを評価するときの注意点もあります。製品ごとの違いや実験結果を可視化することにも工夫がされています。それらの実例をあげて分かりやすく講義します。
・回数:全1回
・受講料:3,500円
・日時:2023年8月26日(土)13:00~14:30
・講師:菅沼 薫(日本顔学会会長/武庫川女子大学客員教授(薬学部健康生命薬科学科))
お問い合わせ先
東京理科大学 オープンカレッジ事務局
TEL:03-5227-6268 FAX:03-5227-6263
E-mail:manabi@admin.tus.ac.jp