医薬品医療機器総合機構(PMDA)は今年度から、薬局ヒヤリ・ハット事例に対する安全管理対策評価にAI(人工知能)を試行的に導入する。薬局ヒヤリ・ハット事例から製品改良や追加の注意喚起など安全対策が必要な事例を見落とすことなく、従来行っていた人による評価が必要な事例数を3~6割程度削減できる効果が見込まれるとしており、報告評価の効率化につながりそうだ。
人の評価が最大6割減
エクサウィザーズと京都大学が薬局ヒヤリ・ハット事例に基づき、PMDAが過去に行った評価結果を学習させた評価AIを開発したと8日に発表した。PMDAは、日本医療機能評価機構による「薬局ヒヤリ・ハット事例収集・分析事業」で収集、公表されている事例をもとに、医薬品の名称・包装等の観点から製品の改良や追加の注意喚起など製造販売業者による安全管理対策の要否を検討し、評価結果を踏まえ必要な対策を講じている。
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