離島振興法に基づき、関係都道県が今年度から2032年まで今後10年間の振興の方向性を示した離島振興計画で、医療分野の人材確保について「薬剤師を確保する」としたのは現段階で島根県のみであることが分かった。既に策定している都道県の計画では、離島対策実施地域で確保すべき医療従事者は「医師や看護師等」とされていることが多く、遠隔医療などデジタルを活用する方向性が示されている。
来年度からスタートする第8次医療計画では薬剤師確保策が盛り込まれたが、離島の医療提供体制では薬剤師の存在感が希薄となっている。
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