日本医薬品直販メーカー協議会は、このほど開いた総会で役員改選を行い、これまで3期6年にわたって会長を務めた伊部充弘氏(ゼリア新薬社長)の後任として、橋本弘一氏(全薬工業社長)を会長に選任した。橋本氏は2013年から17年までの4年間、会長を務めており、今回が2回目の会長就任となる。
あいさつした橋本氏は、「国は増大する国民医療費の抑制策の一つとして、セルフメディケーションの推進、ヘルスリテラシーの向上に取り組むなど、国民の健康増進を図り、健康寿命の延伸を目指している。協議会としては、これまで通り東西会員の結束のもと、直販体制を生かしたセルフメディケーションの推進を柱とした活動を行っていく」と抱負を語った。
その上で、「具体的には、医薬品製造販売業者として医薬品医療機器等法などの法令遵守に万全を期すことができるよう適切な情報提供を行っていく」と強調。「特に、昨年度から取り組んでいる医薬品の品質問題については、会員会社における法令遵守・品質確保がより一層適切に行われるよう必要な支援を行っていく」などと語った。