武田薬品は今月から、製造過程で出るPTP包装の廃材の再生利用を始めた。オリックス環境の再生利用技術を活用し、山口県の光工場から排出される年間約101トンのPTP廃材の約95%を再生利用する予定だ。廃棄物処理の委託によってPTP包装廃材を再生利用するのは、製薬企業としては初めての試みになるという。
武田はこれまで、自社工場から排出される産業廃棄物の処理を外部委託しているPTP包装廃材は、焼却の上、焼却時の熱エネルギーの回収および残渣の再利用を行っていた。今回の試みでは、PTP包装廃材のプラスチックとアルミニウムという異なる材質を完全剥離することで、アルミニウム、プラスチックとしての再生利用を進めていく。
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