日本病院薬剤師会は5日の常務理事会で、病院薬剤師の処遇改善を人事院等に求める要望書をまとめた。国家公務員の医師らに支給される初任給調整手当の対象に薬剤師を含めることや、国家公務員の医療職俸給表(二)から薬剤師を独立させた俸給表の創設を求める。国家公務員の給与体系を参考にする公立病院や私立病院への波及効果を想定し、若い年代での薬局薬剤師との給与の格差を埋めて、病院での薬剤師確保につなげたい考えだ。
同日、都内で開いた記者会見で武田泰生会長は「病院薬剤師の不足と偏在の要因の一つに薬局薬剤師との処遇格差がある」と語った。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。