日本医療研究開発機構(AMED)先進的研究開発戦略センター(SCARDA)の古賀淳一プロボストは7日、都内で開催されたインターフェックスジャパンで講演し、一つのワクチンで様々な新型コロナウイルス変異株に対応できる国産のユニバーサルワクチン、海外産よりも安全性やコストに優れたmRNAワクチンの実用化に意欲を示した。上市後にワクチンの売上を保証する「プル型インセンティブ」については「国による買い上げだけでは企業はリスクに対応できない。インセンティブとしてどういった枠組みがいいのか知恵を絞るべき」と述べ、ワクチン開発の裾野拡大に向けた仕組みを検討するよう訴えた。
昨年3月に新設されたSCARDAでは、ワクチン開発に有効と考えられる新規モダリティの育成や感染症ワクチンへの応用等の研究開発を産学官が連携して実施している。
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