厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会は9日、今秋からの新型コロナウイルスワクチン接種について、高齢者など重症化リスクの高い人を対象とする方針を決めた。使用するワクチンは、現在の流行主流株を踏まえて「オミクロンXBB1.5対応1価ワクチン」とした。
全国で行われている予防接種法に基づくコロナワクチンの特例臨時接種について、今秋の接種は9月20日から開始予定としている。これまでの分科会の方針では、まず重症者減少を目標とするため、接種可能な全ての人を対象に接種すること、使用するワクチンの種類に関しては今年度早期に結論を得ることとし、現在の感染状況を踏まえ、具体的な接種対象者、使用ワクチンの種類を議論することとしていた。
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