MRの作業効率大幅に改善
シーエーシーは「MR-Navi統合営業支援クラウド」を提供し、MRの営業活動を支援している。MRの各種日常業務を支援する「MR-Navi」を中核に、卸販売の実績や医師等の顧客情報を一体化させたもの。アップデートによって、リモートディテーリング対応やスマホネイティブアプリ対応、安全性(市販直後調査、情報伝達、副作用報告)機能、イベント管理などの機能が加わり、MRの作業効率を大幅に改善する。
同サービスは、同社の強みである情報システム開発・構築における長年のノウハウと実績を集大成したテンプレートを、医薬品営業支援の必須機能に特化・パッケージ化したもの。MRの思考の流れを妨げない情報連携や直感的な操作性を実現し、短時間の教育で操作できる。
同サービスは、営業支援ツール(SFA)と顧客管理システム(CRM)である「MR-Navi」を中心に、マスタ管理(MDM)、実消化ソリューション(BPOサービスを含む)、Promotion Mail、医療従事者向け会員サイトなどMR活動を支援する広範囲かつ包括的な機能を持つ。
「MR-Navi」ポータル画面でMR活動の計画・報告・確認を管理。PDCAを回す際に「実消化実績データ」を確認し訪問計画を立案。訪問して医療従事者への情報提供・情報収集した内容を記録し次回のアクションを策定。これらの業務を簡単・シンプルに効率よく実施することができる。
「実消化ソリューション」では一般的に必要とされる処理を網羅。BPOサービスもあり、卸販売伝票の取り込み、データクリーニング、エラー確認・訂正など実消化データ管理業務を包括的に代行でき、業務効率を改善できる。
昨今ではMR活動だけでなくマーケティング業務もMRが担うようになった。それについても同社サービスの一つ「Promotion Mail」を用いることで、医療従事者がいつどのコンテンツを閲覧したかなどが確認でき、医療従事者が見たい時間に情報を届けられ、マーケティング業務を効率的に推進できる。
また、「医療従事者向け会員サイト」では自社会員サイトを構築し、独自にマーケティングを展開することが可能。Promotion Mailで発信したメールにより、医療従事者がどのコンテンツを閲覧したかを履歴として保存できる。
製薬企業の営業系システムを全て網羅し、低コストで拡張性の高さを実現。APIも有しており外部システムとのインターフェースも可能。
費用はSFAやCRMの利用者数と消化実績の伝票枚数により変動。MR数100~1000人規模のユーザーに提供し、現在16社の導入実績がある。
同社は1966年に日本で最初の独立系ソフトウェア専門会社として発足。ITサービスを国内外で展開するCACグループの独立系中核企業で、金融・製造業界向けなどのサービスを提供。
創業後まもなく製薬企業向けのサービスのシステム開発に参入し、2015年からインフラをクラウドで利用する風潮が製薬企業でも広がったことを受け、CACからAWS環境にてSaaSとしてインフラを必要としないサブスクリプションサービス「MR-Navi統合営業支援クラウド」として提供開始。
以降のバージョンアップによりリモートディテーリング対応、スマホネイティブアプリ対応、安全性(市販直後調査、情報伝達、副作用報告)機能、イベント管理等を追加し、MRの利便性、作業効率の大幅アップを実現。
今後も情勢やビジネスの変化に随時対応して同サービスの機能を高め、MRの営業活動を支援する考えだ。
https://service.cac.co.jp/pharma/salessupport/navi