米国研究製薬工業協会(PhRMA)のヴァス・ナラシンハン会長(ノバルティスCEO)は9日、都内で記者会見し、産官学連携によるイノベーション推進に向けた戦略を策定するよう提言した。ナラシンハン氏は、「2024年度薬価制度改革は、これまでのトレンドを転換していく重要な機会だ」と強調。政府に対して、特許期間中の薬価維持や新薬のイノベーション評価に向けた薬価算定ルールの改善を求めた。
ナラシンハン氏は、次期薬価制度改革について、▽特許期間中の新薬の薬価維持▽新薬の薬価算定の改善▽非革新的な医薬品への非効率な支出の削減――を主張。特許期間中の医薬品は市場実勢価格に基づく薬価改定から除外することや、再算定での共連れルールの改善、医薬品の価値を適切に評価するための評価基準改革などを求めた。
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