医薬品の過剰摂取が原因と疑われる救急搬送人員が2021年に1万人を突破し、今年も最高値を更新する見通しにあることが、厚生労働省の調査で明らかになった。年代別に見ると、昨年は20代が全体の約3割で最も多く、30代、40代と続いた。20代以下の若年者、特に10代、20代の女子が全体に占める割合が年々増加傾向にあることも判明。社会問題化している若年者の“オーバードーズ”は、極めて深刻な状況にあることが裏付けられた格好となった。
調査結果は18日、厚労省の「医薬品の販売制度に関する検討会」で公表されたもの。委員から「濫用の実態について詳細に調査する必要がある」との指摘を受け、全国52の消防本部を対象に実施した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。