東京都は、来年度から5年間の「東京都薬物乱用対策推進計画」の素案を公表した。若年層を中心に市販薬の乱用が拡大していることを受け、対策強化に向けた記載を新たに盛り込む。小学生などの低年齢層に向けた適正使用・乱用に関する啓発資材の作成のほか、薬局等への販売ルールの周知や適正販売の監視指導を強化する方向性を示した。
同計画は、都や国の関係機関が実施する薬物乱用防止対策の基本的な方向性を示すもので、来年度から5年間適用される。薬物乱用対策の三つの柱である啓発活動の拡大と充実、指導・取り締まりの強化、薬物問題を抱える人への支援をもとに、9のプラン、23のアクション、97の取り組みを設定。昨今の薬物情勢や国の施策の方向性を踏まえて内容を見直した。
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