後発品の安定供給等の実現に向けた産業構造のあり方に関する検討会が8日に開かれ、最終取りまとめに向け、業界団体からヒアリングを行った。日本製薬団体連合会は、業界再編案として検討されている後発品企業による協業体制(コンソーシアム)構想に対し、「後発品の開発から製造、品質管理、供給に至るバリューチェーン全体が強靭化され、結果として品目(屋号)の統合、整理が進み、品質管理機能の向上、少量多品種生産の実態の改善や新たな生産余力の創出が期待できる」と評価した。
コンソーシアムは、同一成分で過剰に複数の企業が屋号を持っている場合、後発品メーカー数社に集約する構想。日薬連は目指すべき姿として、生産の効率化を進めるために製造拠点を移管・整理することを提言した。品目(屋号)の統一による品目数削減や生産拠点の整理・統合による大量少品種生産体制への移行を通じて、生産余力を創出する方向性を示した。
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