循環器疾患関連治療薬55品目について、生成AIのチャットGPTが回答した副作用情報と患者向け医薬品情報「くすりのしおり」の内容を比べたところ、約20%しか正しく回答できていなかったことを、横浜市で開かれた日本薬学会年会で岩手医科大学薬学部臨床薬学講座地域医療薬学分野の長澤茉依氏が発表した。副作用情報以外では、半数以上の医薬品で誤った情報を生成しており、中には誤った適応を回答してしまう事例もあった。
くすりのしおりは、医療用医薬品の情報が分かりやすい表現で記載された一般向けの説明書。患者が服薬アドヒアランスを向上させるためには、インターネット上に溢れる誤った情報を選別し、正確な情報を収集することが求められる。
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