明治薬科大学は2024年度から、八丈島にある町立八丈病院で島しょ部における薬学生の臨床研修を開始する。通常の実務実習を終えた薬学生を対象に11月、3月の各時期に2人ずつ2週間の研修を行う計画だ。横浜市で開かれた日本薬学会年会で概要を発表した同大の安武夫准教授は、薬剤師不足の解決に向けて「島しょ部やへき地での医療に興味を持ってもらいたい」と語った。
両者は昨年12月に包括連携協定を締結し、具体的な臨床研修のあり方を検討してきた。都市部での医療との比較が可能になるため、実務実習を終えた薬学生を対象に実施する。時期は、11月11~22日、3月3~14日の二つを設けた。研修後に報告会を実施し、薬学生が1人当たり15~20分の発表を行う。
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