薬事審議会医薬品第二部会は9日、富士フイルム富山化学の抗インフルエンザウイルス剤「アビガン錠」(一般名:ファビピラビル)の効能・効果に重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルス感染症を追加する一部変更承認を審議した結果、有効性が不十分として継続審議とすることを決めた。一方、3件の製造販売承認と一部変更承認については了承した。
この日の部会では、アビガンについてSFTSウイルス感染症を効能・効果に追加する一部変更承認を審議したが、「製造販売業者から提出された臨床試験データから有効性が明確に示されておらず、市販後対応も含めどのような対応が必要か検討する必要がある」として継続審議となった。
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