インテージヘルスケアは、2024年3月度のOTC医薬品(一般用医薬品)市場概況を公表した。それによると、3月度の販売金額は1125億円で、OTC医薬品市場は前年比99.3%となった。3月度は花粉飛散量が前年より少なかったため、鼻炎治療剤、目薬(アレルギー用、洗眼タイプ)のマイナス影響が大きかったと見られる。過去5年の同月の平均を100とした場合の指数は108.6で、過去5年間で2番目に高い実績となった。
3月度に好調だった薬効は、総合感冒薬(販売金額84.1億円、前年同月比120.5%)、皮膚用薬(除殺菌)(67.8億円、113.3%)、漢方薬(62.2億円、112.0%)、鎮咳去痰剤(35.5億円、122.0%)、解熱鎮痛剤(62.9億円、108.0%)などとなった。
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