塩野義製薬は、来年夏以降に本社を大阪市の道修町からJR大阪駅前の「グラングリーン大阪」内に移転することになった(写真)。今でも大小様々な製薬関連企業が軒を連ねる「くすりの街」道修町の位置づけに変化はないものの、約20年前から大手製薬企業の道修町転出が相次ぎ、陰りも見られる。大手で道修町に実質的な本社機能を残すのは住友ファーマ、田辺三菱製薬の2社のみになる見込みだ。
塩野義の本社移転は11日に正式発表された。大阪市内に分散する拠点を集約するほか、グローバル展開の本格化を見据え、そのヘッドクオーターとしての本社機能を構築する。現本社に比べて1.8倍の広さになり、約1000人が働く拠点になる。
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