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【千葉科学大公立化検討会】薬学部廃止の方向性示す‐公立化は「スリム化」前提

2024年07月31日 (水)

姫路獨協に続き2校目か

千葉科学大公立化検討会

 千葉科学大学公立大学法人化検討委員会は28日、同大の6年制薬学部薬学科について、公立化した場合の財務シミュレーションで定員充足率100%でも10年間赤字が続くと見通し、存続は難しいと判断。廃止する答申素案をまとめ公表した。公立化は看護学部看護学科と危機管理学部危機管理学科の2学部2学科のみを残す「スリム化」を条件に認める方針だ。薬学部が廃止となれば、2025年度から募集停止となる姫路獨協大学薬学部に続く2校目の廃部となる。スリム化した場合の公立化実現時期について、銚子市は「薬学部の募集停止から6年間はかかる。それなりに遅くなるのではないか」と見通す。

 現状維持での公立化を求める大学側に対し、委員からは公立化した場合にも収益が見込めない学部の撤廃など学部再編の必要性が指摘されていた。市はこの日、26年度に公立化した場合の10年間にわたる学部学科別の財務シミュレーションを公表。薬学部については、入学定員充足率100%の場合でも10年間赤字が続き、「6年制の学部であることなどから薬学部の負担割合が高くなっており、収支バランスが保ちづらい」と説明した。


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