中外製薬の奥田修社長CEOは7月29日、新人事制度を2025年1月から実施する予定だと発表した。職務を明確化するジョブ型の一般社員への導入、デジタルなど高度専門人材ポジションの拡充、実質的な定年制廃止などを実施する。社員の主体的なキャリア形成、専門能力の発揮を通じ、成長を促すと共に、外部の優秀な人材を獲得するのが狙い。挑戦を促すため加点主義評価を行う。
30年までの同社の長期戦略「TOPI(トップアイ)2030」で目指す業界トップのイノベーション創出の取り組みの一環。奥田氏は、都内の本社内で行った記者懇談会で、新人事制度について「社員一人ひとりの主体性を発揮できるようにするのがコンセプト」と説明した。会社の戦略下で、自らの希望する職種、キャリアを実現できるようにすることにより、職務へのモチベーション、生産性が高まることを期待する。
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