日本薬剤師会は、カスタマーハラスメントが発生した際の初期相談窓口となる外部専門家の紹介や弁護士対応費用等の補償をメドとした「クレーム対応費用補償保険(仮称)」の創設を検討する。22日に都道府県薬剤師会に対し、薬局現場でどの程度カスタマーハラスメントが発生しているかの実態を把握するため、アンケート調査を実施する協力依頼の通知を発出した。一定のニーズが確認できれば保険創設に向けた準備を進める。
日薬は、カスタマーハラスメントについて消費者からの執拗なクレーム、インターネット・SNSの普及等を背景とする一方的な情報発信、女性進出に伴うセクシャルハラスメントの増加など、薬局業務の妨げとなる事象が発生していることを踏まえ、クレーム対応費用補償保険の創設を検討することにした。
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