厚生労働省は9月30日、2013年に策定した後発品に関するロードマップを改訂し、29年度末までに後発品の金額シェアを「65%以上」とする副次目標の達成に向け、各都道府県に対して薬効分類別に的を絞った使用促進策を促す方向性を打ち出した。今年度から数量ベースに加え、金額ベースでの薬効分類別等の後発品置き換え率情報を提供し、後発品の使用環境の整備を図ると共に、都道府県協議会を中心として金額ベースでの薬効分類別等の後発品置き換え率も参考に使用促進を後押しする。一方、バイオシミラーの数値目標についても、一元的な情報提供サイトの構築やバイオシミラーの採否、先行バイオ医薬品からの処方切り替えを検討する際に必要な有効性・安全性情報を提供することによって、バイオシミラーの使用促進を図る。
ロードマップは、同日に開かれた社会保障審議会医療保険部会で公表された。29年度までの第4期医療費適正化計画基本方針を期中改定し、後発品新目標を盛り込む。
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