アステラス製薬の岡村直樹社長CEOは10月30日、2025年3月期中間決算説明会で、今後複数年度かけて進める最大で1500億円程度のコスト削減の取り組みの一つとして、CROにほぼ全面的依存していた臨床試験業務を「自分たちで運営していくケイパビリティをもう一度復活させたい」と述べ、内製化を検討していることを明らかにした。大規模試験を行う開発品がないことを理由に挙げた。同社は、合わせてAIなどの活用による効率化も図る方針を示した。
同社は、「自社機能拡張による外注費の削減(150億円以上)」を明らかにしており、その中に「臨床開発業務に必要な自社ケイパビリティの強化」を盛り込んでいる。
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