◆創薬関連の学会では、核酸医薬やペプチドに関するセミナーや講演が人気だ。高額な参加費にも関わらず多くの関係者が詰めかける。低分子医薬から抗体医薬にシフトし、今後は核酸・ペプチドの中分子創薬が花盛りを迎えるのかもしれない
◆世界も中分子創薬に注目し、覇権争いが続く。日本も産学連携で創薬プラットフォーム構築に挑む。東京医科歯科大学と東京工業大学が統合して誕生した東京科学大学は中分子の創薬コンソーシアムを立ち上げた。現時点で内資企業10社程度の参加が見込まれている
◆製薬企業の事業規模で欧米のメガファーマと競うのは限界がある。低分子医薬では存在感を示したが、抗体医薬で海外に遅れを取った。iPS細胞を用いた細胞治療は実用化が遠い。中分子創薬は負けられない戦いだ
◆抗体医薬の「mab」から核酸・ペプチドの「tide」へ。中分子創薬の潮流を作り出すにはいかに速く産業化するか。コロナ創薬は開発スピードで負けた。日本を創薬の地にするために同じ轍を踏んではいけない。
中分子創薬は負けられない戦い
2024年11月13日 (水)
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