日本調剤の笠井直人社長は、2025年3月期中間決算説明会で、同中間期決算の最終損益で赤字を計上したことに言及。現在、販売管理費を中心に大幅なコスト削減と不採算店舗の統廃合を進めていることを明らかにし、「下期には相応の効果を見込んでいる」と表明。「増収増益策として、ポテンシャルの高い店舗を中心に処方箋応需の全社的な強化策を実施しており、かなりの効果が見込まれる。長生堂製薬についても一歩一歩改善を進めており、総じて下期はグループ全体で大きくリカバリーさせるつもりだ」との考えを強調した。
今回の赤字に関して、笠井氏は「処方箋の応需枚数が計画に比べて2.2%下回ったこと、長生堂製薬の1工場が止まってしまったことの2点をもって赤字になってしまった」と説明。「事業一つひとつの問題というよりは、構造的な問題だと捉えている。この構造を変えていく必要がある」との考えを示した。
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