
鈴木氏
東海地区薬系4大学(名古屋市立大学主幹)は、昨年度から協働し、薬剤師が不足する4地域に5.6年生の学生が滞在して地域の魅力や課題を映像コンテンツにまとめる「アドバンスト実習」に取り組んでいる。制作した映像は10点に上り、実務実習前の2~4年生が視聴することで、早期段階から地域医療の魅力と薬剤師の重要性を理解してもらう。実習を担当する鈴木匡特任教授は、「医療職種を含めた地域住民と大学の距離が縮み、連携が深まった」と話す。大学側と受け入れ地域の双方で実習に好感触を得つつあるようだ。
地域住民との連携も深まる
薬学教育で在宅医療など地域の医療ニーズへの対応が求められる中、2023年度から3年間の文部科学省予算事業「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に関する取り組み支援」では、地域医療に貢献する意欲のある学生を選抜し、より地域医療への関心を深めて卒後のキャリアパスにつなげる教育プログラムを実施している。
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