
住友化学の岩田圭一社長は4日、2027年度までの3カ年中期経営計画説明会で、住友ファーマの「ベストパートナー」探しを急がない姿勢を見せた。住友ファーマの業績が改善されてきていることを挙げ「一時に比べると選ぶ時間的余裕がでてきた。しっかりと良い相手方、あるいは良い組み方を探していきたい」と述べた。
住友ファーマについては、低分子薬の創薬事業の位置づけが課題と指摘。岩田氏は、「創薬について低分子薬と化学のシナジーは限定的」との認識を改めて示した。当面は、住友ファーマについて「あと一歩となった再建には全力でサポートする」との姿勢を示しながらも、「同時に住友ファーマの持続的成長に貢献できるベストパートナーを探すなど、あらゆる選択肢を検討する」と説明した。
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