医療機器や災害・救急用器材などの販売を手がけるノルメカエイシアはこのほど、医療業界向けのロボットの販売を開始し、千葉県袖ケ浦市の中村歯科医院において、運搬ロボット「KettyBot」の導入・運用が始まった。
同院に導入された運搬ロボットは、診療スペースと滅菌室を自動往復するもの。使用済み器具を滅菌室に運び、滅菌済み器具を診療スペースに返却する用途で活用されており、歯科施設の業務において、スタッフの負担を軽減し、作業の効率化を図ることができる。
同運搬ロボットは、プログラムされたルートを自動で安全に往復するだけでなく、優れた音声認識、会話機能を備えたAIコミュニケーションが可能な高性能ロボットで、前面に備えた18.5インチの大型ディスプレイをデジタルサイネージとしても活用することができる。
同社では、今回採用された運搬用ロボットをはじめとし、エレベーターへの対応が可能なロボットや清掃用ロボットなど、医療現場の細かなニーズに応じて柔軟に対応可能な機種のラインナップを取り揃えており、今後、医療界全般に向けてさらに提案をしていく予定にしている。