◆日本私立薬科大学協会の調査によると、6年制と4年制の入学志願者数は3年連続の減少となったが、今年度から東京都葛飾区にキャンパスを移転した東京理科大学は757人増と大きく伸ばしたことが注目された
◆大学の都心回帰による学生確保の取り組みは以前からあったが、伝統校の東京理科大薬学部の移転は学生から人気を集める好結果につながったようだ
◆薬学人気を高めるためには、薬学や薬剤師の仕事に興味を持ってもらう必要がある。これまでも全国で子供向けの調剤体験のイベント等が行われてきたが、ある薬学部の教員は「毎年かなり人気ですぐ満員になる」と手応えを語る。古典的なようだが、幼少期から薬学に興味を持ってもらう大事な取り組みと言える
◆少子化が進んでいるが、18歳の若者が薬学部を選んでくれない限り、薬学の未来はない。理系人材の確保も激しさを増す中、薬学という学問にいかに興味を持ってもらうか。調剤体験にとどまらない多様な仕掛けを考える工夫がますます必要になってくる。
薬学人気を高めるには
2025年08月29日 (金)
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