島津製作所とジャパン・アクティベーション・キャピタル(JAC)は18日、島津製作所の持続的な成長と企業価値向上に向けたパートナーシップ契約を締結した。これにより、島津製作所はJACの保有するリソース、ノウハウ、ネットワーク等を最大限に活用し、JACは島津製作所の中長期的な成長の実現と、その先のさらなる成長期待の醸成に向けた支援を行っていく。
島津製作所は、2023年度から25年度までの3カ年の中期経営計画で、「世界のパートナーと共に社会課題を解決するイノベーティブカンパニーへ」をコンセプトに、「人の命と健康への貢献」「地球の健康への貢献」「産業の発展、安心・安全な社会の実現への貢献」――という三つの方向と、「ヘルスケア」「グリーン」「マテリアル」「インダストリー」――という四つの社会価値創生領域で事業展開を進めることにより、プラネタリーヘルスを追求している。
JACは、持続的な企業価値の向上に向けて、投資先の経営陣との信頼関係をベースに、中長期的な視点から投資先企業の成長をサポートする上場株ファンド。
JACには、数々の日本企業の成長と価値創造に貢献した多様なバックグラウンドの人材が集まっており、その経験をJACが投資する企業にも提供している。
今回両社は、互いの理念に共感すると共に、島津製作所のさらなる企業価値向上に向けた思いを共有することから協議を重ね、結果としてJACはその運用するファンドを通じ島津製作所の株式を取得し、両社間で今回の契約の締結となった。
島津製作所の山本靖則社長は、「JACは、製造業の戦略遂行、海外事業の拡大等に豊富な知見と経験を有し、中長期的な視点に立った戦略遂行に際して、同社のリソースとネットワークによる支援を得ながら、企業価値の向上を目指していきます。島津製作所は、今回のパートナーシップ契約に基づき、JACと建設的な対話と協働を重ね、プラネタリーヘルスを追求し、『共感あふれる社会』を創造していきます」とコメントしている。
JACの大塚博行社長&CEOは、「わが社は戦略的パートナーとして、建設的な対話を重ねながら戦略遂行を多面的に支援し、島津製作所がその潜在力を最大限に発揮できるよう伴走することで、分析計測機器ソリューションのグローバルリーダーへの成長と、中長期的な企業価値の向上を力強く後押ししていきます」と述べている。
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