日本電気(NEC)とProofXはこのほど、国内最大規模のドラッグストアを展開するツルハホールディングス(ツルハHD)に、生成AI技術を活用した社内ナレッジ検索システムを提供し、今年2月末までに1000店舗以上への展開を完了した。この取り組みは、ツルハHDにおける社内ナレッジ活用の課題を解決すると共に、従業員の生産性向上とエンゲージメントを飛躍的に高める、DX推進の重要なステップとなる。今後グループ各社への展開を予定している。
小売業各社は、社内ナレッジを体系化したマニュアルの整備や運営の標準化に取り組んでいる。しかし、店舗業務の範囲が広いことから、マニュアルが膨大で複雑になりやすく、若手からベテランまで、様々な経験を持つ従業員が必要な情報へ迅速にアクセスすることは容易ではない。
ツルハHDのマニュアルには、社内ナレッジが画像や表、文章など様々な形式で掲載されている。今回開発された社内ナレッジ検索システムは、テキストに限らず図や表なども理解する技術を使っており、膨大かつ複雑なマニュアルから必要な情報へ素早くたどり着ける環境を実現している。さらに、チャット形式を採用しており、従業員が文章で質問すると文章で回答する仕組みで、専門知識を必要とせず、誰でも使いやすい設計になっている。
これにより、情報探索にかかる時間を短縮し、従業員の生産性向上が図れる。今年1月末から展開を開始し、2月末には1000店舗以上への展開を完了している。
同システムの開発にあたっては、実際にツルハドラッグの店舗で働く従業員に試用してもらい、その声を集約・反映する反復改善型のアプローチを採用し、“ユーザーフレンドリー”を追求した。これにより、従業員に活用してもらい、価値創出するシステムになっている。
NECは今後、ツルハHDが自律的にAIを活用し、発展可能な組織へと変革できるよう、AIガバナンスの構築、AI活用文化の醸成や人材育成などにも活用できるシステムの構築を目指していく。
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